家の解体工事にもローンを利用できる?種類・借り入れの注意点を解説

2025-06-17

家の解体工事にもローンを利用できる?種類・借り入れの注意点を解説

「空き家を解体したいと考えているものの、高額な解体費用を支払えない」とお悩みではありませんか。
実は、家を解体するときには、住宅ローンやその他の種類のローンを利用できる可能性があります。
そこで今回は、家の解体工事費用の相場や、利用できるローンの種類、ローンを組むときの注意点について解説しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。

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家の解体工事費用にはローンを利用できる

家の解体工事費用にはローンを利用できる

家の解体工事をするためには、建物の構造次第で1坪あたり4~8万円ほどの費用がかかります。
解体費用の坪単価が比較的高いRC造などで、かつ坪数も増えると、総額では数百万円に上ることも珍しくありません。
一括払いが難しいときには、家の購入時と同様にローンを利用できます。

家を売却できないときは解体工事を検討しよう

空き家を所有している場合は、まず売却を検討するのが適切です。
築年数が経過している住宅であっても、リフォームやリノベーションを前提に購入希望者が見つかる可能性があります。
ただし、建物の状態が著しく悪い場合や、立地条件が良くない場合は、需要がなく売却が困難となることもあります。
家の解体工事は、売却活動を行っても買い手が見つからない場合や、自ら土地を再利用したい場合の手段として検討しましょう。

家の解体工事費用の相場

家の解体工事にかかる費用は、建坪や構造によっておおむね以下のように変動します。

  • 20坪:木造80万~120万円、軽量鉄骨造120万~160万円、RC造140万~180万円
  • 30坪:木造120万~180万円、軽量鉄骨造180万~240万円、RC造210万~270万円
  • 40坪:木造160万~240万円、軽量鉄骨造240万~320万円、RC造280万~360万円
  • 50坪:木造200万~300万円、軽量鉄骨造300万~400万円、RC造350万~450万円
  • 60坪:木造240万~360万円、軽量鉄骨造360万~480万円、RC造420万~540万円
上記は、土地の坪数ではなく建築面積を坪数に換算した「建坪」ごとの目安です。
家の立地や周辺環境、接道の幅などによっては、この目安を大きく上回る場合もあります。

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家の解体工事費用に利用できるローンの種類

家の解体工事費用に利用できるローンの種類

家の解体工事の費用に対して利用できるローンは、主に「住宅ローン」「解体ローン」「プロパーローン」「フリーローン」の4種類です。
ここでは、各ローンの特徴や利用条件について解説します。
各ローンの特徴や利用条件を確認したうえで、自身に合うローンを選んでみてください。

利用できるローンの種類①住宅ローン

一般的に家を購入する際に利用される住宅ローンが、解体費用にも適用される事例があります。
それは、解体後の土地を再利用して新たに家を建てる場合です。
既存の家の解体費用と新築費用をあわせて、住宅ローンを組むことが可能です。
建て替えをおこなわず解体工事のみをおこなう場合は、原則として住宅ローンの利用はできません。
また、住宅ローンの融資が実行される時期は、新しい家が完成した時点になることが多いです。
解体業者によっては、解体費用の支払い時期が遅くなることを理由に、住宅ローンを利用した工事を引き受けにくい場合もあるでしょう。
解体業者に相談する際は、住宅ローンを利用して解体費用を支払う予定であることを事前に伝えておきましょう。

利用できるローンの種類②解体ローン

家の建て替えをおこなわず解体工事のみを実施する場合は、解体ローンを利用できることがあります。
解体ローンは「解体費用+建築費用」の住宅ローンに比べて融資額が低いため、融資条件が比較的緩やかであったり、保証人や担保が不要であったり、金利が低い傾向があります。
住宅ローンの利用が難しい経済状況でも、解体ローンであれば利用できる可能性があるため、金融機関に相談することを検討してください。
ただし、住宅ローンと比べると解体ローンを取り扱っている金融機関は限られます。

利用できるローンの種類③プロパーローン

「無担保ローン」とも呼ばれるプロパーローンは、各金融機関が独自に取り扱う多目的ローンです。
保証人や担保が不要で、保証会社ではなく金融機関が審査をおこない、融資の可否や金額を決定します。
保証人や担保を用意できない場合でも、プロパーローンであれば融資を受けられる可能性があります。
ただし、利用者本人の支払い能力や信用度が重視されるため審査は厳しく、用途が限定される住宅ローンに比べて金利は高くなる傾向があるでしょう。

利用できるローンの種類④フリーローン

フリーローンは、プロパーローンと同様に多目的に利用できるローンです。
住宅ローンよりも借入可能額が低く、たとえば三菱UFJ銀行や三井住友銀行では上限が300万円、ゆうちょ銀行では500万円となっています。
この点が主なデメリットですが、家の解体工事費用であれば上限内に収まる場合が多いと考えられます。
住宅ローンの利用が難しい場合は、プロパーローンなどとあわせて検討してみてください。

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家の解体工事費用のためにローンを利用するときの注意点

家の解体工事費用のためにローンを利用するときの注意点

家の解体工事費用のためにローンを利用するときは、いくつかの注意点に気を配ることが大切です。
家の解体工事費用のためにローンを利用するときの注意点は、大まかに3つあります。
ここでは「審査・融資に時間を要する」「借入先に見積もり書を提出する必要がある」「解体費用の支払い時期と融資時期がずれる」の3つの注意点を解説します。

注意点①審査・融資に時間を要する

どの種類のローンでも、利用にあたっては審査を受ける必要があります。
ローンの申込み後に審査がおこなわれ、実際に融資を受けるまでには約2週間から1か月程度の期間を要する点に注意が必要です。
申請書類の作成や必要書類の準備に時間がかかったり、店舗を訪問できる日が限られたりすることで、融資の受け取りが想定より遅れることもあります。
解体工事を実施することが決まったら、早めにローン利用の相談を始めましょう。

注意点②借入先に見積もり書を提出する必要がある

ローンの利用審査を受ける際には、解体費用の見積書を提出する必要があります。
解体業者に現地調査を依頼し、詳細な費用見積書を作成してもらいましょう。

注意点③解体費用の支払い時期と融資時期がずれる

家の解体や建て替えにともなって住宅ローンを利用する場合、融資の実行時期は新たな家の完成後となるのが一般的です。
解体業者への費用支払いは工事の前後となるため、融資の実行を待っていると本来の支払い時期に間に合わない可能性があります。
そのため、解体費用は一時的に自己資金で支払うか、支払い時期の延期について業者と交渉する必要があります。
なお、住宅ローンを利用しての解体工事に消極的な業者も存在する点には注意が必要です。
工事完了後に資金面で問題が生じないよう、解体費用の支払い時期については事前に確認しておくことを推奨します。

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まとめ

家を購入するときだけでなく、解体工事をおこなうときにもローンを利用できます。
解体工事にあたって利用できる可能性があるのは、主に「住宅ローン」「解体ローン」「プロパーローン」「フリーローン」の4種類です。
「審査・融資に時間を要する」「借入先に見積もり書を提出する必要がある」「解体費用の支払い時期と融資時期がずれる」などの注意点を留意して、解体業者や金融機関と相談してみてください。

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