2026-01-20

所有している空き家を、仲介手数料を節約するためにご自身で売却したいと考えていませんか。
費用を節約できる個人売買は魅力的ですが、手続きの複雑さや思わぬ落とし穴に不安を感じる方は多いでしょう。
本記事では、空き家を個人売買する際のメリットや潜むリスク、さらに売却成功に向けた手順と準備について解説いたします。
空き家の個人売買をスムーズに進めたいとお考えの方は、ぜひ本記事をご参考になさってくださいね。
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空き家を個人売買する際には、主に3つのメリットがあります。
まずは、それらのメリットについて解説していきます。
空き家を個人売買で売却するメリットは、不動産会社へ支払う仲介手数料が一切かからない点です。
通常、不動産会社に仲介を依頼して売買契約が成立すると、売主は成功報酬として仲介手数料を支払います。
この手数料の上限は法律で決まり、売買価格が400万円を超える場合は、「売買価格×3%+6万円+消費税」となります。
仮に1,500万円で売却すれば、手数料は「(1,500万円×3%+6万円)+消費税で51万円(税別)」ほどです。
個人売買ならこの出費を抑えられ、いわゆる手取り額が増えます。
とくに、売却価格が低めの空き家では負担感が相対的に大きく、節約効果は実感しやすいでしょう。
浮いた資金を生活費や修繕費に回したり、価格を少しだけ下げて早期売却を狙うなど、資金計画と販売戦略の幅が広がります。
また、広告費や写真撮影、清掃などを自分で手配すれば、コスト配分を柔軟に調整できます。
不動産会社を介さない個人売買では、売主が主体となって販売活動を進められます。
仲介では、媒介契約の種類により自分で買主を探す行為が制限されることがありますが、個人売買であれば自由度が高いです。
SNSや地域掲示板など広告媒体の選択、物件紹介の表現、内覧日時の調整まで、自分の裁量で決めることができます。
空き家の細かな魅力や生活の便利さを直接伝えられるため、購入検討者の理解も深まりやすいといえるでしょう。
問い合わせ対応の速度も売主次第で高めやすく、内覧の段取りや鍵の受け渡し方法も機動的に設計できます。
また、広告の反応を見ながら写真や価格の見直しを細かくおこなえる点も、スピード感のある改善につながるでしょう。
買主が知人や親族、隣地所有者などすでに決まっている場合、個人売買は手続きがシンプルになります。
買主探しという仲介の主目的が不要となり、仲介手数料もかかりません。
顔見知り同士であれば心理的負担が軽く、修繕履歴などの情報共有も率直におこなえます。
結果として、合意形成が速く、時間と手間を抑えやすい方法といえるでしょう。
そのうえで、口約束に頼らず書面で条件を整理しておくと、後のトラブルを避けられます。
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前章では、空き家を個人売買するメリットについて述べましたが、注意点も気になりますよね。
ここでは、空き家を個人売買する際に起こり得る、デメリットとリスクについて解説します。
個人売買におけるリスクは、売主と買主の間で直接トラブルが生じやすい点です。
とくに、「契約不適合責任」への理解不足には注意が必要です。
これは、契約内容と異なる状態が見つかった場合に、売主が修補や代金減額、損害賠償などの責任を負う仕組みを指します。
築年数が経った空き家では、雨漏りやシロアリ、配管の腐食、土壌汚染など売主も気づかない問題が潜むことがあります。
免責特約を設ける場合でも、買主の明確な合意が必要で、知りながら告げなかった事実があれば免れません。
次に難題となるのが、価格設定です。
事業者はレインズの成約事例や公示価格、路線価等を用いて査定しますが、個人が得られる情報は限定的です。
売出価格だけを頼りにすると相場から乖離しやすく、高すぎれば長期化し、安すぎれば機会損失につながります。
また、建物の老朽化やリフォーム要否、残置物、土地形状などの個別要因も織り込む必要があります。
固定資産税評価額は課税の基準であり、市場価格と一致しない点にも注意が必要です。
さらに、住宅ローンが使えないケースが多い点も壁になります。
多くの金融機関は、宅地建物取引士作成の重要事項説明書や売買契約書を審査に求めるため、個人間取引には慎重です。
親族間で価格が相場より著しく低いと、実質贈与とみなされることもあります。
ローンが難しい場合は現金購入者に絞られ、販売期間が延びる恐れもあるでしょう。
ノンバンクの不動産担保ローンという代替もありますが、金利や諸費用が重くなる傾向があります。
そのため、条件確認を先に済ませ、資金計画とスケジュールの見通しを共有することが重要です。
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ここまで、メリットとデメリットを解説しましたが、実際の進め方もおさえておきましょう。
最後に、空き家を個人売買で売却する手順と、準備の流れについて解説していきます。
空き家を個人売却するうえでの成功の鍵は、着手前の書類準備です。
まず、所有を示す登記済権利証または登記識別情報通知、固定資産評価証明書、印鑑証明書(発行から3か月以内)、実印、住民票などを揃えます。
次に、建築確認済証や検査済証、地積測量図や境界確認書も確認しましょう。
境界が不明確な場合は、土地家屋調査士の測量が必要で、費用と期間がかかる場合があります。
また、物件状況報告書と付帯設備表は、雨漏りや設備の不具合を正しく通知するための基本資料です。
登記識別情報の紛失や境界未確定があると、準備に数か月要することもあるため、早めに着手することが大切です。
価格設定は、公的データと市場の動きを組み合わせて判断します。
まず、国土交通省の不動産取引価格情報検索で近隣の成約事例を確認し、国税庁の路線価図で土地の目安価格も確認しましょう。
同時に、民間ポータルで近似条件の売出価格を調べつつ、売出と成約の差を踏まえて調整します。
また、固定資産税評価額も参考にし、老朽化や残置物など空き家特有のマイナス要因を織り込みましょう。
説明を求められた際に提示できる根拠資料をまとめ、交渉をスムーズに進める準備が欠かせません。
合意が近づいたら売買契約書を作成し、決済と引き渡しの段取りを固めます。
契約書には、物件の表示や売買代金、手付金、残代金支払時期、所有権移転と引き渡し時期を明記します。
また、契約不適合責任は期間や範囲を具体化し、買主がローンを使う場合は、白紙解除できるローン特約を入れましょう。
ただし、書類の不備はトラブルの原因になるため、契約書面の作成や決済時の手続きは司法書士への依頼が安心です。
決済当日は司法書士が登記書類を最終確認し、残代金の着金後に鍵と書類を引き渡します。
スケジュール感は、ローン利用であれば審査期間を含めて1か月~1.5か月、現金であれば1~2週間が目安です。
決済場所は金融機関の店頭を選ぶことが多く、振込・登記・引渡しを同日に完了させる流れが基本となります。
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空き家の個人売買は、仲介手数料が不要で手取りが増える一方、契約不適合責任などのトラブルがリスクとなります。
売却を成功させるには、公的データと市場価格を基に適正な価格を設定し、金融機関のローン利用に備えた対策が重要です。
また、登記識別情報や境界確認書などの必要書類を整え、契約書や登記手続きは司法書士に依頼してトラブルを防ぎましょう。

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