2022-08-09
家を売却することを検討している場合に、土地の上に古い家があるとなかなか買い手がつかないこともあり、解体も検討している方が多いと思います。
実際に家を解体した場合にどのくらい解体費用がかかり、どのような流れで解体が進むのかよくわからない方も多いでしょう。
そこで兵庫県西宮市、尼崎市、伊丹市で不動産売却を検討している方に向けて、家の解体費用の相場や解体工事のデメリットについて解説します。
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家の売却の際に、なかなか売れないけれども、建物を解体して更地にすると売れることがよくあります。
更地であれば、買い手は自由に自分好みの家をイメージする事ができるので、売れる可能性が高まります。
ただ、ここで気になるのは建物の解体費用です。
では、建物の解体費用はどのような条件等で決まるのでしょうか。
建物の解体費用を決める要素は、建物の構造と広さです。
解体費用は解体作業をする方が何人必要でどのくらいの時間がかかるのかで算出されます。
そのため、人数や作業時間が増えれば増えるほど、費用はその分比例して費用は高くなります。
建物を構成している構造体がコンクリートなど固いほど、作業に時間がかかるので、その分費用が高くなります。
解体費用の具体的な単価の目安は下記のとおりです。
ただし、住宅の状況などによって金額は増減するので、その点ご注意ください。
以上の点に加えて、建材によっても廃棄しづらいものや壊しにくいものなどがあります。
そういう場合には以上の費用に加えて、別途費用がかかります。
次に広さについてです。
建物は広いほど、その分作業に時間がかかりますので、費用がかかります。
住宅でも平屋よりも2階建てのほうが、広いのでその分費用はかかります。
また、地階があるような住宅では、特別な重機を使用したり、埋め立て作業などがあるので、その分費用がかさむと考えておいたほうがいいでしょう。
あとは、立地条件によっても費用が変わります。
その建物の接道状況が良ければ、重機を導入しやすいですが、住宅密集地で、車両が入らないため、人力で解体するということになる場合には、人的コストが膨らみ、費用は上昇します。
あとはその他費用として廃棄する建材の処理費用です。
廃材が多ければ多いほど、廃材の運搬コストや処理コストが上がります。
更に解体現場には警備員を配置しなければなりませんので、これも費用がかかります。
よく解体業者のホームページに、安い費用が掲載されることがあります。
それに惑わされてしまうと、実際の解体作業が終わったあとに、その他費用がかかったということで高額の費用を請求される場合があります。
このようなことを防ぐために、事前に数社に対して見積もりを出してもらい、しっかりコミュニケーションを取りましょう。
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次に建物を解体するにあたりどのような流れになるのか、ご説明します。
まず、解体工事をすることを決めたら、見積もりを取ります。
解体費用の見積もりについては、複数社から取るようにします。
そうすれば各社の価格がわかるからです。
もちろん価格が安いに越したことはありませんが、価格だけでなく、しっかり仕事をしてくれるかどうかというのも業者を選ぶポイントです。
この次に納得の行く業者と契約をしますが、解体工事の前に解体の準備があります。
具体的な解体準備は近所への挨拶と電気やガスなどの配管配線の撤去になります。
解体工事の際には、大きな音が出てしまいますので、近所に挨拶に行くことが大切です。
それと並行して電気会社とガス会社に電気とガスの停止、配管配線の撤去を依頼します。
なお、水道については解体工事会社が工事で使用するため、停止はしませんが、その際の費用負担については事前に解体工事会社と調整しておく必要があります。
解体準備が終わると次は解体工事に着手します。
流れとしては足場や養生を設置します。
次に建物本体ではなく、周辺物である塀や門及び内装を撤去します。
周辺物等を処理したあとは、建物本体を重機を使用して解体します。
最後に梁や柱といった建物の基礎を撤去して、これで解体工事は終了します。
解体工事後、廃棄物を処理して、地中埋設物を確認して、整地して完了ということになります。
以上が解体工事の流れになりますが、解体工事をスムーズに終わらせるためには、業者選びが極めて重要になります。
そのためにはまずはインターネットや知り合いのご紹介などで複数の解体工事業者を選びましょう。
各社から見積もりを提出してもらい、ここで信頼できる業者かどうかということをしっかり見極めることが大切です。
解体工事業者を選ぶのはとても難しいところですが、ホームページをチェックしたり、口コミなどもチェックは必ずしましょう。
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最後に家を解体した場合について、様々なデメリットがあるということを解説します。
まず、家を解体して更地になった場合は、固定資産税の優遇措置を受けられなくなります。
住宅の固定資産税の優遇措置というのは、住宅が建築されている土地は200㎡以下の部分で、固定資産税が6分の1、都市計画税が3分の1に減額されています。
しかし、家を解体してしまうと、優遇措置の対象から外れてしまうため、固定資産税や都市計画税が高くなり、負担が大きくなります。
次に解体工事をする前にしっかり確認しておかなければいけないことは、建築基準法の規制で更地にした場合に、売却ができなくなる場合があるということです。
建築基準法では土地の接道状況によっては、再建築不可という場合があります。
再建築不可という土地の場合は、家を建築できないということになるので、住宅用地として売却することはできません。
そして、解体費用というのは解体工事の最大のデメリットと言ってもいいでしょう。
通常解体工事は、土地や建物の状態によりますが、100万円以上かかります。
仮に100万円かかった場合に、そのコストを更地の価格に上乗せして売れるかどうかと言うのは、その時の経済状況によることになります。
しかし、更地のまま売れない期間が長く続いてしまうと、所有者の負担は大きくなります。
一方で家を空き家のままにしておくと、倒壊の危険性や家事の問題、悪臭など近所に大きな迷惑をかけてしまいます。
ところが家を解体してしまえば、そういう危険性もなくなるので、所有者責任を負わなくても良くなります。
解体工事の際にはメリットとデメリットがあるため、慎重にご検討ください。
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解体して売却する際の解体費用は建物構造や広さによって異なり、構造体がコンクリートなど固いものであったり広くなるほど費用は高くなります。
また、解体すると固定資産税が上がるなどのデメリットもあります。
西宮不動産売却サポートは兵庫県西宮市、尼崎市、伊丹市にて不動産売却をおこなっておりますので、不動産に関するお悩みがある場合はお気軽にご相談、お問い合わせください。
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