空き家の仏壇処分について!移設や供養の手順も解説

2025-03-25

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空き家の仏壇処分について!移設や供養の手順も解説

空き家に仏壇が残されている場合は、適切な方法で対処することが重要です。
移設するか処分するかを検討し、手順や注意点を理解した上で判断する必要があります。
この記事では、仏壇の移設や処分のポイントについて解説します。

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空き家に残された仏壇の対処法

空き家に残された仏壇の対処法

空き家に仏壇が残されている場合、その対処法として「移す」「処分する」という選択肢があります。
それぞれの方法について解説します。

仏壇を移す

まず、空き家に残された仏壇を現在のお住まいに移す方法があります。
仏壇には、ご先祖様の魂が宿っているとされるため、移動前に「閉眼供養」をおこない、魂を抜かなくてはなりません。
これは、菩提寺の住職に依頼しておこないます。
移動先が遠方の場合は、輸送時の振動や湿度の変化で仏壇が痛む可能性もあるため、梱包材の選択は慎重におこないましょう。
閉眼供養が終わったら、仏壇を丁寧に梱包し、仏具は別に包んで運びます。
仏壇は、縦のまま運ぶのが望ましいため、横に倒さないように注意が必要です。
新居に仏壇を設置した後、仏具を元の位置に戻し、再度住職に「開眼供養」を依頼して仏壇に魂を戻します。
これらの手順を踏むことで、仏壇を新しい住まいに適切に移すことが可能です。
しかし、仏壇が大きすぎて新居に収まらない場合は、住まいに合った新しい仏壇を用意し、古い仏壇で閉眼供養をおこなった後、新しい仏壇に開眼供養をおこなうという方法があります。
これで無理に大きな仏壇を移動させず、ご先祖様をお祀りできます。

仏壇を処分する

次に、仏壇を処分する方法です。
処分の際も「閉眼供養」をおこない、仏壇をただの家具に戻します。
その後、以下の方法で処分を検討します。
処分を検討する際は、お寺や仏具店に連絡する前に見積もりや手順を確認し、追加費用が発生しないか事前に尋ねると良いでしょう。
一つ目は、菩提寺や仏具店に引き取ってもらう方法です。
多くの場合、閉眼供養と併せて引き取りやお焚き上げをおこなってもらえますが、費用がかかる場合がありますので事前に確認が必要です。
二つ目は、不用品回収業者に依頼する方法があります。
お寺と提携している業者であれば、閉眼供養と処分を一括で依頼でき、比較的安価になる場合があります。
ただし、すべての業者が対応しているわけではないため、事前に確認してください。
三つ目は、自治体の粗大ごみ回収を利用する方法です。
閉眼供養を終えた仏壇は、一般の家具と同様に扱えますが、仏壇の大きさや自治体の規定によっては対応できない場合もあるため、事前に確認しましょう。

住宅事情を考慮する

最後に、仏壇の移動や処分を検討する際には、現在の住宅事情を考慮することが重要です。
現代の住宅はスペースが限られており、大型の仏壇は設置が難しい場合があります。
そのため、サイズや設置場所を事前に確認し、適切な対応を検討しましょう。
戸建てでも築年数が古い住居では、天井高や玄関幅が狭いことが多く、大型仏壇が入らない場合もあります。
また、マンションなどの集合住宅では、仏壇の搬入経路や設置場所に制約があるかもしれません。
そのような場合は、小型の仏壇や家具調のデザインを選ぶと、スペースの問題を解決できます。
さらに、設置する際は、直射日光や湿気を避ける場所を選ぶとよいです。
仏壇の移動や処分は、ご先祖様を敬う大切な行為です。
適切な手順を踏み、現在の住宅事情を考慮しながら慎重に対応しましょう。

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空き家に残された仏壇の処分手順

空き家に残された仏壇の処分手順

空き家に残された仏壇を適切に処分するためには、いくつかの重要な手順を踏む必要があります。
以下に、その具体的な手順を解説します。

魂抜き

まず初めにおこなうべきは、「魂抜き」と呼ばれる儀式です。
これは「閉眼供養」とも称され、仏壇に宿るご先祖様の魂を抜いて、仏壇をただの物に戻します。
魂抜きは、菩提寺やお付き合いのあるお寺の僧侶に依頼するのが一般的です。
魂抜きをお願いするお寺が遠方の場合、郵送で位牌を先に送り、供養をおこなうケースもあります。
その場合、破損の恐れがあるため、梱包は十分丁寧におこないましょう。
儀式では、僧侶が仏壇の前で読経をおこない、魂を抜く手順を進めます。
所要時間は、約10分から20分程度です。

仏壇の中身を確認

魂抜きが完了したら、仏壇の引き出しや内部を確認します。
過去帳や家系図、貴重品などが保管されている場合があります。
長期間手つかずの仏壇には、家族の思い出や重要書類が残っていることが多いため、隅々まで丁寧に確認してください。
不要なものと必要なものを分別し、必要なものは保管しましょう。
引き出しには、古い写真や遺品が残されている場合もあり、感情的な価値が高い品が眠っていることが多いです。

ご先祖さまの供養

仏壇の処分後も、ご先祖さまの供養は続けることが大切です。
仏壇がなくても位牌を自宅に安置したり、お墓参りを定期的におこなうことで、供養の気持ちを継続できます。
位牌を自宅に安置する場合は、置き場所に直射日光が当たらないように配慮することで、痛みを防ぎ長く安置できるでしょう。
また、永代供養をお寺に依頼する方法もあります。
これは、後継者がいない場合や遠方でお墓参りが難しい場合に適しています。

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空き家に残された仏壇の処分方法

空き家に残された仏壇の処分方法

空き家に残された仏壇を適切に処分するためには、いくつかの方法があります。
以下に、それぞれの方法と手順を解説します。

粗大ごみ

仏壇を処分する方法の一つとして、自治体の粗大ごみ回収を利用する方法があります。
まず、「閉眼供養」をおこない、仏壇をただの家具に戻します。
あとは、自治体の手続きに従い、必要であれば解体して出すという方法です。
費用は、自治体や仏壇の大きさによって異なりますが、数百円から千円程度が一般的です。
ただし、仏壇を粗大ごみとして処分することに抵抗を感じる方も多いかもしれません。
その場合は、以下の方法を検討すると良いでしょう。
自治体によっては、申込時に仏壇の材質やサイズを具体的に伝える必要があるため、電話やオンラインで事前確認しましょう。

お寺に依頼

仏壇の処分をお寺に依頼する方法もあります。
閉眼供養と併せて、お焚き上げをおこなってもらえることがあります。
事前に引き取りやお焚き上げに対応しているかを確認しましょう。
費用は、数万円程度かかることが一般的です。
お寺まで仏壇を運ぶ必要がある場合もあるため、その点も考慮しましょう。
地域の菩提寺や供養を専門とする寺院に相談すると、閉眼供養を含め一連の対応をしてもらえます。
菩提寺が近くにない場合は、他宗派のお寺でも閉眼供養やお焚き上げを引き受けてくれるか相談可能です。

仏具店

仏壇の処分を仏具店に依頼するという方法もあります。
仏具店では、閉眼供養と仏壇の引き取りを一括でおこなってくれる場合があります。
新しい仏壇を購入する際に、下取りや引き取りをしてくれる店舗もあるため、相談してみると良いでしょう。
費用は、仏壇の大きさや状態、店舗によって異なりますが、数万円程度が目安です。
運搬費用がかかる場合もありますので、事前に確認しましょう。
最近は、位牌の供養も同時におこなってくれるサービスを提供する仏具店もあります。
仏具店で処分を依頼する際は、仏壇のサイズや傷み具合を正確に伝えることで、スムーズに対応してもらいやすくなります。

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まとめ

空き家に残された仏壇は、移設か処分のどちらかを慎重に選び、魂抜きや供養を適切におこなった上で対応することが大切です。
処分には、自治体の粗大ごみ回収やお寺、仏具店への依頼など複数の方法があり、それぞれ費用や手順が異なります。
自分の状況や気持ちに合った方法を選び、ご先祖様を敬う気持ちを大切にしましょう。


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