2022-01-11
「使用していない土地を一部だけ売却できないだろうか」、「相続した土地の自分の持ち分だけ売却したい」とお考えの方におすすめしたいのが、土地を分筆して売却する方法です。
今回は不動産を分筆して売却する方法について、メリットや売却の流れについても解説します。
\お気軽にご相談ください!/
分筆とは1つの土地を、複数の土地に分けて登記することです。
1つの土地に複数の所有者がいる際に用いられる方法で、相続が起こったときに行われることもあります。
似たようなものとして分割がありますが、分割は登記上では1つの土地として登記されたままの状態です。
そのため分筆せずに分割のままだと、一部分だけを売却することはできません。
こちらの記事も読まれています|「古家付き土地」という不動産を売却するには?メリット・デメリットもご紹介
\お気軽にご相談ください!/
次に分筆のメリットをご紹介します。
1つの土地には1つしか地目の設定ができませんが、分筆することで2つの異なる地目を設定することが可能です。
今まで地目が農地だったため家を建てられなかったとしても、分筆して宅地として登記すれば、家を建てられるようになります。
複数人で相続した土地で、自分の持ち分だけ売却したい、使っていない土地を一部売却したいといったことも、分筆することで可能になります。
複数の所有者がいる土地で、1人が家をローンで建てた場合、土地全体が担保となってしまいます。
分筆していれば、家を建てた土地のみが担保となるので、所有者同士のトラブルも回避できます。
こちらの記事も読まれています|「古家付き土地」という不動産を売却するには?メリット・デメリットもご紹介
\お気軽にご相談ください!/
分筆の大まかな流れは以下のとおりです。
分筆を行う際には、いくつかの注意点があります。
まず分筆案を作成する時に、接道の確認が必要です。
建築基準法では、幅員4m以上の道路に2m以上接していなければならないという接道義務を設けています。
接道義務に違反していると、再建築ができない土地、再建築不可物件となってしまいます。
また接している道路が私道である場合は、使用許可が無いと、その道を利用することができません。
土地の用途地域も確認しなければなりません。
売却したい土地が市街化調整区域に指定されている場合、建築に規制がかかることが多いので、分筆しても売却できない可能性があります。
用途地域はその土地のある役所で調べるか、インターネットでも調べることができます。
こちらの記事も読まれています|「古家付き土地」という不動産を売却するには?メリット・デメリットもご紹介
複数の所有者がいる不動産を売却する場合、分筆をすることで部分的な売却も可能になります。
また使用していない一部の土地の売却も、分筆することで可能になるので、土地の有効活用ができます。
分筆するときは、接道の問題や用途地域に注意して進めましょう。
私たち「西宮不動産売却サポート」は兵庫県南東部の中でも特に、西宮市や尼崎市、伊丹市を中心に不動産売却のサポートをおこなっております。
弊社のホームページより、24時間不動産査定依頼を受け付けておりますので、ぜひご利用ください。
この記事のハイライト ●不動産売却前の相続に関する相談は、トラブルの有無によって弁護士と司法書士を使い分ける●不動産売却に際しての税金の相談は税理士、登記関係は司法書士など...
2021-11-09
相続した物件や空き家などを不動産売却するためには、不動産会社による販売活動が欠かせません。 そこで所有している物件を売却したいときは、不動産会社との間で媒介契約を締結します。 今回は媒介...
2021-11-09
住宅ローンの返済は長期間続くので、途中で支払いが困難になることもあるでしょう。 そのような事態を解決する方法の一つに、「任意売却」があります。 今回は兵庫県西宮市・尼崎市・伊丹市などにお...
2021-11-30
不動産売却をお考えの方のなかには、土地の譲渡について「譲渡」とはなにか、よくわからないという方もいるのではないでしょうか。 そこで、不動産売却における土地の譲渡とはなにか、また「贈与」や...
2021-12-07